【ピアノ】音楽を犠牲にせず新しいことを始める3つのコツ
► はじめに
ピアノの学習を続けながら、新しい習慣や活動を取り入れたいと思ったことはありませんか。多くの学習者が「新しいことを始めたら、気づけば音楽の時間が大幅に削られていた」という経験をしています。
本記事では、筆者の実践をもとに、音楽をおざなりにしないために実践すべき3つのコツを紹介します。
► 3つのポイント
‣ 基本原則:1in1out の徹底
まず大前提として、「何かを始めるなら何かをやめる」という 1in1out の原則を徹底することが理想と言えるでしょう。人のエネルギーや集中力には限界があり、何でも追加し続ければ、いずれかが犠牲になります。
この原則を守りつつも、後述の工夫を組み合わせることで、音楽への影響を最小限に抑えながら新しい活動を取り入れることは可能です。
‣「時間」より「脳のメモリ」を管理する
【例】「1日1時間のエクササイズ」を始めたいとき
1時間は1日のわずか4%強に過ぎません。問題は時間の長さそのものではなく、それ以外の時間に「次は何のメニューにしようか」「もっとおしゃれなグッズはないか」などと考えてしまうことです。
なぜ「考えること」が音楽をおざなりにするのか
脳のワーキングメモリ(作業領域)は有限なので、新しいことについてあれこれ考えている状態では、音楽への集中力が知らず知らずのうちに削られていきます。楽しいのかもしれませんが、「調べる時間」「計画する時間」こそが、最も危険な集中力の消耗源です。
時間は音楽に使っているのに、頭は半分別のことに使ってしまっている状態は避けなければいけません。
対策:当面はメニューを完全に固定化する
エクササイズのメニューを完全に固定化し、「決まったルーティーンを、楽しみながらも余計なことを考えずにこなす時間」にしましょう。こうすることで、エクササイズ以外の時間はワーキングメモリを常に音楽のために空けておくことができます。
‣「時間の天引き」で生活を再設計する
それでも時間が圧迫すると感じる場合は、時間管理の考え方を根本から変えましょう。新しいことを「余った時間でやる」のではなく、あらかじめその時間を差し引いた残り時間で生活するように設計するのです。
天引きの考え方
「1時間使いたい」という場合、1日から1時間を先に抜き取り、残りの23時間で生活するように設計しましょう。23時間あれば、生活は十分に成り立ちます。
それでも「どうしても無理」と感じる場合は、以下のいずれか(または両方)に当てはまる可能性が高いと思ってください:
・やることが多過ぎる(タスクの絶対量が多い)
・やることの効率が悪過ぎる(無駄な動き・考えが多い)
この場合は、ピアノの練習をするかどうかも含めて一度、自身の生活全体を見直してみましょう。
► 終わりに
ピアノの上達に必要なのは、長い練習時間だけではありません。日常の中で「音楽のことを考え続けられる状態」をいかに保つかが、長期的な成長のカギです。
音楽をおざなりにしないために、今日から3つのコツを意識してみてください。
まとめ – 音楽学習を守るための3つのコツ:
・コツ1:新しいことを始めるなら「1in1out」を基本原則にする
・コツ2:脳のワーキングメモリを守るために、新習慣のルーティーンを完全に固定化する
・コツ3:「時間の天引き」で、音楽の時間を最初から確保しておく
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