【ピアノ】音楽書籍の読書が2時間の昼寝になってしまった時の心の持ち方
► はじめに
「音楽書籍を読もうとしたのに、気づいたら2時間も昼寝をしていた…」というシチュエーション、経験したことはありませんか。筆者には、それで休日の午前中を終わらせた経験があります。
実はこれ、音楽を学ぶ大人の方々にとって意外と共通の悩みなのです。家事や仕事の合間を縫って貴重な時間を確保したのに、疲れからか、はたまた内容の難しさからか、本を開いて数分で記憶が飛んでしまう…。
本記事では、そんな「意図せぬ昼寝タイム」の後の心の持ち方と、より効果的な学習への転換方法を紹介します。
► なぜ、音楽書籍を読むと眠くなるのか
1. 単純に内容がつまらないから
数多くの音楽書籍を読んでいると、正直、中には面白くなかったり読みにくいものもあります。例えば:
・著者が自分の趣味の話へ脱線し過ぎる書籍
・読者想定が曖昧で、難し過ぎたり簡単過ぎたりとコロコロ変わる書籍
・翻訳が読みにくい書籍
など。こういった書籍は、全て読まずとも一度読むのをやめて、別の書籍へ移行する決断も必要でしょう。ただし、単純に読者の知識不足で良質な書籍をつまらないと思っている可能性もあるので、月日をあけてから再読してみてもいいかもしれません。
2. 日常の疲労蓄積
大人の学習者の多くは、日々の家事や仕事などで既に疲労が蓄積しています。そのような状態で、楽な体勢で集中力を必要とする読書を始めると、身体は休息のチャンスと判断し、睡眠モードに入ってしまうのでしょう。
3. 高い認知的負荷
音楽書籍の中でも特に理論や分析に関するものは、多くの抽象的な概念を同時に処理する必要があり、大きな認知的負荷がかかってきます。
さらに、音楽書籍の多くは抽象的な概念を最低限の譜例と文字だけで説明するため、視覚的・聴覚的な補助が少なく、理解するためにより多くの精神的エネルギーを必要とします。これが、音楽の実践と比べて、書籍を読むときに特に眠気を感じやすい理由の一つと言えるでしょう。
►「読書昼寝」を前向きに捉える視点
意図せず昼寝をしてしまった後、多くの方が「時間を無駄にした」と自己嫌悪に陥りがちです。しかし、以下の視点で考えれば、その体験を前向きに捉えることができます。
1. 完璧主義からの解放
「計画通りに進まなかった」という焦りは、完璧主義の表れかもしれません。他の記事でも書いているように、音楽学習に完璧主義を持ち込むと、挫折の原因となります。1日のみ、しかも2時間のみの遅れは全体から見れば取るに足らないもの。時には計画を緩め、完璧主義からの解放だと割り切ることも大切です。
2. 睡眠不足からの解放
筆者は睡眠に興味があり、趣味で関連書籍を読んだり睡眠スコアをとったりしています。よく目に入ってくるのですが、日本人の傾向として睡眠時間が短過ぎるそうです。読書中に寝てしまったのは、「日常の疲労蓄積」、それも「睡眠不足」から来たのかもしれません。やはり、そこからの解放だと割り切ることも大切です。
►「読書昼寝」後の効果的な学習再開法
目が覚めた後、どのように学習を再開すればいいのでしょうか。以下の方法を試してみてください:
1. アクティブリーディングへの転換
受動的な読書ではなく、読みながらメモを取る、重要な部分に印をつける、疑問点を書き出すなど、能動的な読書法に切り替えましょう。これにより眠気も軽減されます。
2.「読書-実践-読書-実践」皿回し法
読む書籍にもよりますが、読書の前後に短いピアノ練習セッションを挟むことで、読書内容と実践を結びつけやすくなります。また、長時間同じことをやり続けるのではなくピアノにも触れることで、気分を新鮮に保つことができます。「20分ルール」の設定など、短い時間設定をするといいでしょう。
3. 環境の切り替え:立ち読みの活用
昼寝をしてしまった場所ではなく、別の場所(できれば立った状態で読める場所)に移動して読書を再開しましょう。環境変化が新鮮な刺激を与えてくれます。
4. 音読法の活用
特に理解が難しい部分は声に出して読むことで、視覚だけでなく聴覚も活用した理解が促進されます。また、音読は眠気防止にも効果的。このやり方は、とある著名な作家さんも勧めていた方法です。
► まとめ
音楽書籍読書中の「意図せぬ昼寝」は、決して学習意欲の欠如ではなく、むしろ熱心な学習者だからこそ直面する現象かもしれません。大切なのは、そうした経験を通じて自分の学習スタイルや体調のリズムを知り、より効果的な学習法を見つけていくことです。
書籍選びに関しては、「レベル別:ピアノ独学者のための学習参考書籍ライブラリー」という記事も参考にしながら、自身に合ったものを見つけてください。
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