演奏というのは
「演奏者の趣味や興味のあらわれ」
です。
もちろんいいことで、
だからこそ演奏者ごとの色が出ます。
そして、
演奏者が自分の演奏をどう聴いているのかが
演奏を通して伝わってきます。
ここでいう趣味とは
「大きく低音が出ている方が好き」
「ペダルが少なめのドライなサウンドが好き」
「ペダルが少なめのドライなサウンドが好き」
など、そういった内容のもの。
学習が浅いうちは、
それらの趣味や興味が偏りすぎないように
幅広い音楽に触れるのがベターです。
自分が苦手な音楽や
今まであまり取り組んでこなかった作曲家にも
積極的に挑戦してみましょう。
その過程で
自分の趣味や興味が変わってくるかもしれません。
一方、いずれ高いレベルに達すると、
分野をしぼる時期が来ます。
◉ モーツァルトを主なレパートリーとするピアニスト
◉ 編曲も手掛けながらピアソラばかりに取り組むピアニスト
◉ 現代音楽ばかりに取り組むピアニスト
◉ 編曲も手掛けながらピアソラばかりに取り組むピアニスト
◉ 現代音楽ばかりに取り組むピアニスト
など、
このような活動形態は
ただ単に「趣味、興味」という理由だけではなく、
「自分が社会に対して音楽で何をアピールすべきか」
ということを絶対に考えているはず。
プロを目指しているわけではなくても
今よりも上達してくると
いずれ分野を絞って掘り下げる時期がくることは
間違いありません。
その時に
ベストのチョイスをするためにも
今のうちは趣味や興味が偏りすぎないように
幅広い音楽に触れておきましょう。
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