【ピアノ】左手にメロディがくるところで、右手と合わない問題の解決策②

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本記事は、
【ピアノ】左手にメロディがくるところで、右手と合わない問題の解決策
という記事の補足的内容。
本記事単体でもご覧いただけます。

 

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ第8番 K.310 第1楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、88-90小節)

このような

左手にメロディがくるところで

右手と合わない問題の解決策として、

上記の記事では、

以下の4ステップによる練習を

おすすめしました。

① 片手ずつ、音楽の意味を理解する
② 片手のみで、理想のテンポで完璧に弾けるようにする
③ 両手で、ゆっくりの速度で合わせ、暗譜まで済ませる
④ 両手で、ゆっくりの速度と速い速度を組み合わせて練習する

 

これらが基本なのですが、

取り組んでいる楽曲によっては

それでも合わない場合もあるでしょう。

追加でひとつコツがあります。

「メロディを揺らさずに歌う」

ということを徹底して

上記4ステップをやり直してみてください。

 

両手のタイミングが合いにくい理由は

一方を無闇に揺らしていることにあるケースは多いんです。

 

(再掲)

揺らさずして、どのように歌えばいいのでしょうか。

とうぜん、内的に歌えていることは必要ですが、

もっと具体的な視点で言うと

ポイントは大きく2点です。

◉ 書かれていないものも含め、ダイナミクスの抑揚を細かくつける
◉ フレーズの構成をきちんと表現する

 

【ピアノ】揺らさずに歌うコツ

という記事で

詳しく解説しています。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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