J.S.バッハ「パルティータ第1番 クーラント」ワンポイントレッスン

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J.S.バッハ「パルティータ第1番 クーラント」ワンポイントレッスン

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)

点線で示した箇所を見てください。

左手は16分音符で書かれていますが、

これはバッハの特徴的な記譜法で、

実際は右手の3連符の3つ目の音と合わせて打鍵します。

16分音符のリズムに右手を合わせるのではなく、

3連符のリズムに左手を合わせます。

 

左手のカギマークで示した箇所は、

「休符も含めて一つのリズム素材になっている」

ということを意識しましょう。

休符のとり方を失敗すると

直後の音符の打鍵もうまくいきません。

音楽の表現は前後でつながっているのです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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