【ピアノ】黒鍵を含む3度の連続を弾きやすくする方法

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難しいテクニックのひとつとして知られる
「黒鍵を含む3度の連続」ですが、
手のポジションを見直すだけで
弾きやすくなります。

 

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ハイドン「ソナタ 第60番 Hob.XVI:50 op.79 第3楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、84-85小節)

このような、黒鍵を含む3度の連続が上手く弾けない場合にやるべきなのは

手を少し手前に移動させることです。

 

3度で、なおかつ黒鍵を含んでいるときって、

思っている以上に

手が鍵盤の奥へ入ってしまっているケースが多い。

黒鍵から指が滑り落ちない程度で

少し手間に移動してみてください。

ずっと弾きやすくなります。

 

どうして手が鍵盤の奥に入っていると弾きにくいのかというと、

単純に、キータッチが重くなるから。

ピアノの構造上、

打鍵にはシーソーのような「てこの原理」がはたらいているので

鍵盤の奥へ行けば行くほど

打鍵に多くの力が必要になってきます。

 

このキータッチの重さについて

普段はあまり意識していないかもしれませんが、

鍵盤の奥で4と5の指でトリルしてみると

たいへんやりにくいことがわかるはず。

 

3度の連続の具体的な練習方法は

以下の記事を参考にしてください。

【ピアノ】3度音程の連続 効果的な練習方法

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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