記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
具体例を挙げます。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD作品、Finaleで作成、2-3小節目)
①②③④⑤と5つの番号を書き入れましたが、
Ges音が5回続きますね。
この5つのGes音のうち、どのGes音に一番重みが入ると思いますか?
正解は、④です。
普通に考えると、⑤とも捉えがちです。
しかし、ドビュッシーは
「④から⑤にかけてデクレッシェンドを書いている」
ということと、
「④にはテヌートを書いている」
ということから判断すると、
④に一番重みが入ると解釈できます。
①②はフレーズの中で経過的に通り過ぎる短い音なので
それほど重みは入りません。
③はフレーズの最後の音なので、大きくならずにおさめるのが普通です。
ここでお伝えしたいのは、
「亜麻色の髪の乙女」についてのアドヴァイスというよりは
という基本についてです。
別の言い方をすると、
ということ。
「コン!コン!」
というドアをノックする音を聞いて私たちが不快に思うのは、
全く同じ音量、かつ全く同じ音質の音が2つ以上並んでいるからです。
同音連打はもちろん、譜例のような「同音の連続」においては
常に以上の注意点を意識しましょう。
特にそれらの連続が「メロディ」に出てくる場合は
ニュアンスがとても耳につきやすいので注意が必要です。
「同音連打(同音連打関連の記事)」については
多くの記事を書いていますので
あわせて参考にしてください。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/-/e/B08MVMPNMT?ref_=pe_1206512_179741122
Amazonでご購入いただけますが、
「Kindle Unlimited」に登録している方は
kindle電子書籍が「読み放題」になるのでオススメです。
「無料トライアル」の詳細は以下よりご覧ください。
Twitter
(ピアノの効率的な練習法や、楽曲解釈などお役立ち情報を発信中。)
https://twitter.com/notekind_piano
Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
コメント