「楽曲自体の構成」は
作曲家が作曲時に決めているので
今から変えることはできません。
変えてしまったら編曲になってしまいます。
しかし、
「演奏における構成」をどうするかは
ある程度演奏家に委ねられています。
演奏における構成とは、
例えば、
◉ 複数あるヤマの中でどこを一番盛り上げるか
◉ 楽曲に出てくる一番低い音をどれくらいのバランスで聴かせるか
◉ 楽曲に出てくる一番低い音をどれくらいのバランスで聴かせるか
などといったこと。
こういったことは
作曲家がある程度ダイナミクス記号で指示しているとはいえ、
それらの相対的なバランスをどのようにとっていくかは
演奏者次第です。
「フォルテと書いてあったら、いつでも100%中の80%」
というわけではありません。
100%中の80%の時もあれば、
100%中の70%で構成した方が
前後関係が活きてくる場合もあります。
楽曲の「前後関係」や「全体のバランス」を把握した上で
今その箇所をどれくらいのバランスで演奏すれば
音楽的なのかを判断していかなくてはいけません。
「譜読み」の一種とも言えます。
「楽曲自体の成り立ちだけでなく、
演奏方法も構成に影響を与える。
そして、演奏での構成力で楽曲の印象がずいぶん変わる」
上のレベルを目指していくためには
これらのことは踏まえておくべき。
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