【ピアノ】行って帰ってくる音型の演奏注意点

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本記事では、
伴奏型などで頻繁に登場する
「行って帰ってくる音型」の演奏注意点を解説しています。

 

例えば、以下のような例。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ショパン「エチュード(練習曲)op.25-1 変イ長調」

譜例(PD作品、Finaleで作成、7-8小節)

 エオリアンハープではこの音型がずっと続きます。

「行って帰ってくる音型」の演奏注意点とは、

「帰りを注意して聴く」

ということです。

譜例では、カギ括弧で示した部分に注意が必要です。

「行き」は意識できているのに

帰り」は良く聴けておらず

走ったり転んだりしている例は本当に多い。

 

「良く聴く」というのは

決して「強調する」という意味ではありません。

バランスのいい音が出ているかどうか

自分の耳で確認するということです。

ゆっくりのテンポでしっかりと聴けるようになってから

テンポを上げていくのが、

こういった音型を練習するときの出発点です。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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