【ピアノ】両手とも休符になる箇所の注意点

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楽曲の中には
「両手とも休符になる箇所」
が頻繁に出てきますが、
本記事ではそういった箇所での注意点をお伝えしています。

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ベートーヴェン「ピアノソナタ第7番 ニ長調 作品10-3 第1楽章」

譜例(PD作品、Finaleで作成、8-10小節目)

10小節目の四角で囲った箇所では、両手とも休符になります。

注意点は2点。

①休符が詰まってしまわないように注意する
②頭や顔でカウントをとらないように注意する

 

休符が詰まってしまう状態には本当によくなりがちです。

片手さえ動いていればそうならないのですが

両手ともに休符になった途端に休符が詰まってしまいます。

特に譜例のような

p から f へとダイナミクスが急激に変化するときには

この傾向が顕著になります。

自身では意外と気づきにくい部分ですから

充分に気をつけましょう。

 

また、

頭や顔でカウントをとってしまう動作も起きがち。

やはり片手が動いてさえいれば

その動きがカウントになるのですが、

両手ともに休符になると

どこかでカウントをとらないといけないので

顔を振ってしまったりします。

一気に素人臭くなってしまいますよね。

もちろん、”体内” でカウントをとるべきところです。

慣れれば難しくありませんので

日頃の練習から意識しておくことが

いちばんの対策と言えるでしょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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