具体例を挙げます。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
ベートーヴェン「ピアノソナタ第7番 ニ長調 作品10-3 第1楽章」
譜例(PD作品、Finaleで作成、8-10小節目)
10小節目の四角で囲った箇所では、両手とも休符になります。
注意点は2点。
①休符が詰まってしまわないように注意する
②頭や顔でカウントをとらないように注意する
②頭や顔でカウントをとらないように注意する
休符が詰まってしまう状態には本当によくなりがちです。
片手さえ動いていればそうならないのですが
両手ともに休符になった途端に休符が詰まってしまいます。
特に譜例のような
p から f へとダイナミクスが急激に変化するときには
この傾向が顕著になります。
自身では意外と気づきにくい部分ですから
充分に気をつけましょう。
また、
頭や顔でカウントをとってしまう動作も起きがち。
やはり片手が動いてさえいれば
その動きがカウントになるのですが、
両手ともに休符になると
どこかでカウントをとらないといけないので
顔を振ってしまったりします。
一気に素人臭くなってしまいますよね。
もちろん、”体内” でカウントをとるべきところです。
慣れれば難しくありませんので
日頃の練習から意識しておくことが
いちばんの対策と言えるでしょう。
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