【ピアノ】演奏プレゼンで印象を左右する5つのマナーポイント

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【ピアノ】演奏プレゼンで印象を左右する5つのマナーポイント

► はじめに

 

コンクールやオーディション、公開レッスンなど、「演奏を評価される場」に臨むとき、技術だけでなくマナーも印象を大きく左右します。10年以上の審査経験から、意外と見落とされがちな注意点を5つにまとめました。

 

► なぜ、マナーが重要なのか

 

演奏の技術的な評価が変わるわけではありません。しかし、審査員も人間です。きちんとしたマナーで臨む演奏者には、自然と好印象を持つもの。逆に、些細なマナー違反が「この人は準備不足だな」という印象につながることもあります。

特に音楽の世界では、演奏以外の部分にも「音楽家としての姿勢」が表れると考えられています。舞台に立つ前から評価は始まっていると考えておきましょう。

 

► 5つのマナーポイント

‣ ① 服装選びの落とし穴

· 迷ったら「正装寄り」が正解

 

カジュアルな服装でいいのか、フォーマルにすべきか——これは多くの人が悩むポイントです。

クラシック音楽の発表会や審査会では、聴衆や審査員の多くがご年配の方です。そのため、明確に「カジュアルでOK」と書かれていない限り、正装に寄せた格好をしておくほうが無難です。

周囲の出演者と明らかに違う雰囲気の服装で登場すると、それだけで違和感を与えてしまいます。

 

· 役割に応じた配慮も忘れずに

 

・譜めくり担当:演奏者よりシンプルな装い
・伴奏者:ソリストより控えめな服装

これらは暗黙のルールですが、意外と見落とされがち。当日になって「しまった」とならないよう、事前の準備が大切です。

 

‣ ② たとえ1分でも遅刻は厳禁

 

遅刻は、すべてを台無しにします

特に個人の時間枠が設けられている場合、1分の遅れでも他の参加者や審査員全員のスケジュールに影響します。「出演する」ということは「約束をした」ということ。時間厳守は、信頼性を示す第一歩です。

 

余裕を持った行動を:

・会場への到着は遅くても30分前を目安に
・交通機関の遅延も想定しておく
・会場へ入れないケースでは、すぐ近くのコーヒーショップなどで待機しておく

 

‣ ③ 出入りの印象は意外と大きい

· ドアの開け閉めで印象が変わる

 

多目的室などで行われる審査では、自分でドアを開け閉めすることがあります。ここで驚くほど大きな音を立ててドアを閉める人が少なくありません。

「ピアノの音より大きな爆音でドアを閉める」——これは大げさではなく、実際によく目にする光景です。審査員は「この人、音に対する意識が低いのでは?」と感じてしまいます。

 

· その他の「音」にも注意

 

・椅子を引く音
・荷物を置く音
・歩く足音

音楽家なのに、日常の「音」に無頓着——これは矛盾した印象を与えます。静かに、丁寧に動作することを意識しましょう。

 

‣ ④ 楽譜提出時の製本が雑になっていないか

 

自作曲、編曲作品などを演奏する場合、使用楽譜の提出を求められることがあります。

 

· 製本は「審査の一部」と考える

 

「製本しないでください」と明記されていない限り、きちんと製本するのが基本です。

 

時々見受けられる問題点:

・製本されておらず、見にくい
・角が揃わず不揃い
・両面コピーで裏面が上下逆さま
・審査会場に入ってからホチキスを出し始める(絶対に避けるべき行為)

 

· 理想的な製本方法

 

・製本テープを使用(ホチキスよりも丁寧な印象)
・ページの向きを統一
・角をきれいに揃える

詳しい製本の方法は以下の記事で解説しているので、参考にしてください。

【ピアノ】クオリティ重視の楽譜製本術:蛇腹製本からの卒業

 

楽譜の製本の丁寧さは、音楽に対する姿勢を映す鏡です。

 

‣ ⑤ 演奏前のトークで話し過ぎない

· 簡潔さが好印象

 

演奏前に曲目解説やプレゼンテーションの時間がある場合、長々と話し過ぎる人がいます。

問題点:

・他の参加者の時間を圧迫
・審査員の集中力を削ぐ
・「自己中心的」な印象を与える

 

· 効果的なトークのコツ

 

・イベント内容にもよるが、メインが演奏の場合は「30秒〜1分程度」を目安に
・核心だけを伝える
・丁寧な言葉遣いを心がける
・カタカナ言葉は最小限にし、誰にでも分かる言葉を使う
・時間枠を意識する

「話す内容」と同じくらい、「話さない判断」も重要です。

 

► 終わりに

 

これらのマナーを守ったからといって、演奏の評価が劇的に上がるわけではありません。しかし、マナーの良さは確実に好印象につながります。逆に、マナー違反は「準備不足」「配慮不足」という印象を与え、せっかくの演奏にマイナスの先入観を持たれかねません。

本記事では、NG例を中心に紹介しました。結局のところ好印象を与えるコツは、マイナスポイントを極力減らすことです。

演奏が最高の形で伝わるよう、マナー面でも万全の準備をして臨みましょう。

 

チェックリスト

演奏プレゼンに臨む前に、以下を確認しましょう:

✓ 服装は正装寄りか(または趣旨に合っているか)
✓ 遅くても30分前には会場に到着できるか
✓ ドアや椅子の音に注意できるか
✓ 楽譜は丁寧に製本されているか
✓ トーク内容は簡潔にまとめて準備してあるか

 

推奨記事:【ピアノ】本番を成功させるための48のポイント:本番前から本番後まで

 


 

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