【ピアノ】なぜ、古典以前の作品にはメトロノーム速度指示がないのか

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本記事では、
メトロノームの歴史を
少しだけかじっています。
ちょっとした雑学程度のことですが
知ることで楽譜の見え方が変わるでしょう。

 

様々な楽曲に触れていると、古典派以前の楽曲にはメトロノーム速度指示がないことに気づくと思います。あったとしても、それは編集で書き足されたもの。

 

では、どうしてこのようになっているのでしょうか。

理由はシンプルで、その時代にはまだメトロノームは発明されていなかったからです。

 

メトロノームは、振子の原理を応用して1812年にオランダ人のヴィンケルが発明。

ドイツ人のメルツェルがそれを改良して、1816年に特許を取得しています。

ときどき見られる「M.M.」は、メトロノーム・メルツェルの略。

 

今の時代に当たり前になっていることはあたかもずっと存在していたように思いがちですが、実はメトロノームの歴史もそれほど深くないのが意外ですね。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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