【ピアノ】譜読みは「精読」と「多読」の両面から

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本記事では、
譜読みの力を上げるためのアプローチ方法として
「精読」と「多読」について解説しています。

 

【ピアノ】「雑な練習」から抜け出そう

という記事の中で、

「精読」の重要性について触れました。

もちろん、

「それだけをやって下さい」

と言いたかったわけではありません。

「その学習を中心にしてみましょう」

とお伝えしたかったのです。

「ばっかり食べ」が健康に良くないことと似ていて、

「ばっかり」というのは、

何かバランス的に不足するところが出てくるもの。

 

譜読みは「精読」と「多読」の両面から

アプローチするのがベスト。

これまでの経験上、

どちらか片方だけの「ばっかり」だと

譜読みの力は上がりにくいと感じています。

 

筆者自身は、

両方を大切にしながらも「精読」の方に比重を置くようにしています。

 

学習者がそれぞれ自身に合ったやり方を

見つければいいのですが、

「精読」と「多読」を「7:3」くらいの時間割合でやっていくのが

譜読みの力をつけるためにも

レパートリー形成のためにも

良い目安になってきます。

 

「精読」として、

「搾り取れるだけ搾り取ってやろう」

と思うような「腰を据えて学ぶ楽曲」を

常に自分のそばに置いておきましょう。

その上で、

「自分が興味ある楽曲」などを「多読」の教材として

譜読みしていきます。

多読の教材としては、

「自分の今までのレパートリーから遠い距離にある音楽」

をオススメします。

その過程で「コレ」という良い作品が見つかったら、

それを精読用の楽曲にスライドさせてもいいですね。

 

ピアノの練習は積み重ねです。

取り組んでいる練習が

「積み重ねているつもり」で終わらずに

実際に積み重なっていくように

練習内容や、そのバランスを考えていきましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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