という記事の中で、
「精読」の重要性について触れました。
もちろん、
「それだけをやって下さい」
と言いたかったわけではありません。
「その学習を中心にしてみましょう」
とお伝えしたかったのです。
「ばっかり食べ」が健康に良くないことと似ていて、
「ばっかり」というのは、
何かバランス的に不足するところが出てくるもの。
譜読みは「精読」と「多読」の両面から
アプローチするのがベスト。
これまでの経験上、
どちらか片方だけの「ばっかり」だと
譜読みの力は上がりにくいと感じています。
筆者自身は、
両方を大切にしながらも「精読」の方に比重を置くようにしています。
学習者がそれぞれ自身に合ったやり方を
見つければいいのですが、
「精読」と「多読」を「7:3」くらいの時間割合でやっていくのが
譜読みの力をつけるためにも
レパートリー形成のためにも
良い目安になってきます。
「精読」として、
「搾り取れるだけ搾り取ってやろう」
と思うような「腰を据えて学ぶ楽曲」を
常に自分のそばに置いておきましょう。
その上で、
「自分が興味ある楽曲」などを「多読」の教材として
譜読みしていきます。
多読の教材としては、
「自分の今までのレパートリーから遠い距離にある音楽」
をオススメします。
その過程で「コレ」という良い作品が見つかったら、
それを精読用の楽曲にスライドさせてもいいですね。
ピアノの練習は積み重ねです。
取り組んでいる練習が
「積み重ねているつもり」で終わらずに
実際に積み重なっていくように
練習内容や、そのバランスを考えていきましょう。
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