【ピアノ】ひとつ微妙でも、ふたつ以上グッドならOKにしよう

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思い通りにいかなかったひとつのことだけで
すべてを判断するのは
すぐにやめるようにしてください。

 

さまざまな方の話を聴いていると

音楽をやるにあたって完璧主義になってしまっている方が

多いように感じます。

◉ 本番中、ある一部分で失敗したので、その日の演奏はすべて良くなかったと思ってしまう
◉ 練習出来ない日があったから、今までの積み重ねがすべてムダになったと思ってしまう
◉ 譜読み途中に挫折したから、その楽曲へ取り組んだこと自体を完全な黒歴史にしてしまう

など。

 

本番で少し演奏のアクシデントが起きてしまったときに

他のすべても台無しになったような言い方をするケースだって、

◉ その作品がレパートリーになった
◉ その作品の学習を通じて、新たな手法を知ることができた
◉ 本番をひとつ重ねることができた
◉ 本番の録音という最高の教材が手に入った
◉ そのアクシデントから、潜在的な危険なところを知ることができた

などを始めとして、

自分にとってプラスになったことって

結構多くあるはずです。

 

いつも思うのが、

「どうして、トータルで前へ進んでいるのに、落ち込んでいるのだろう」

ということ。

 

確かに、演奏のアクシデントが起きると

それは他人にも分かる可能性があるので

「しまった」と思う気持ちは分かります。

ただ、プロのピアニストではないのであれば

「ごめーん、わざとじゃないから許してー。」

くらいで思っておけばいいんですよ。

 

「ひとつ微妙でも、ふたつ以上グッドならOKにする」

これを腑に落としてやってみましょう。

手を抜いているのではなく、

身体と心の変な力を抜く」ということ。

 

意識するしかありません。

意識するとは、改善へ向かうということです。

思い通りにいかなかったひとつのことだけで

すべてを判断するのは

すぐにやめるようにしてください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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