記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
例えば、
「pp や p の箇所に書かれているグリッサンドは軽く弾こう」
などといったように、
「軽いグリッサンド」
という言葉をよく耳にしませんか?
「軽いグリッサンド」とは、
このように考えるのが適切でしょう。
グリッサンドと一言で言っても
その表情には幅があるのです。
では、どのようにすれば
「一音一音の粒がみえすぎないグリッサンド」
にできるのでしょうか。
ポイントは
といったやり方にあります。
少したとえは悪いですが、
「床(鍵盤)を、水モップでこするのではなく、ホウキではく」
などといったイメージでしょうか。
鍵盤を押し付けずに
上半分で演奏するくらいの感覚で
最適の加減を探っていきましょう。
「底まで下げない」
となると、
音が鳴り損なう鍵盤も出てきそうですよね。
大丈夫です。少しくらい鳴り損なっても。
グリッサンドではそういう少々のアラは見逃されます。
なぜかというと「全体のカタマリで把握されるから」です。
よく考えてみてください。
C-durでもない楽曲で
平然と白鍵でのグリッサンドが書かれていますよね。
こういった例も、
全体のカタマリで
「グリッサンドのサウンドとして、そういった前提として聴かれるからOK」
ということなのです。
逆に言えば、
グリッサンドに聴こえる程度のスピード以上で演奏しないと
聴衆はグリッサンドのサウンドとして聴いてくれません。
「白鍵でのグリッサンドは、C-durのスケールを弾いているのとはまったく異なる音楽表現」
と踏まえておきましょう。
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