【ピアノ】楽譜店へ行く前に楽譜棚へ手を伸ばそう

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本記事では、
小休憩(coffee break)として
退蔵されている数々の楽譜を引っ張りだす必要性
について触れています。

 

今回は、ちょっとライトな話題。

 

昔のことですが、

友人がくれた楽譜が新品だったので

わけをきいてみたら

「持っているのを忘れていてもう一冊買ってしまい、返品するのも面倒だから」

とのことでした。

笑い話のようですが、

「正直、やばい傾向だよね」

という結論になりました。

 

同じように、楽譜をダブらせて買ってしまった経験はありませんか。

 

楽譜というのはその役割上、

使わないものや

長いあいだ開かないものが出てくるのは

仕方のないことです。

ときには、忘れてしまうこともあるでしょう。

しかし、

楽譜店へ行く前に

その楽譜をほんとうに持っていないのかどうか

本棚へ手を伸ばしてみれば

重複買いを回避できるものです。

 

ラフマニノフ=シュルツ「ヴォカリーズ Op.34-14」

ラヴェル「前奏曲(1913)」

など、

厚紙を一切使っていない

紙切れ一枚または数枚のペラペラの楽譜は

特に忘れやすい。

まったく厚みがないので

楽譜と楽譜の間に挟まると

見事に消えます。

 

また、

いわゆる「名曲」と言われている作品は

「楽譜を持っていないと思っていたけれど、実は名曲選集の中に入っていた」

などといったことが起こり得ます。

 

「持っていないという思い込み」

は意外とあてになりません。

筆者自身も、

「結局これ、買ってたんだった」

などと気付いたり

いい加減な楽譜管理をしてしまっていた時期がありました。

 

やるべきことはひとつで

とにかく、

楽譜店へ行くよりも前に

退蔵されている数々の楽譜を引っ張りだしてみることです。

次回から実行してみてください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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