「耳コピ」というと、どちらかというと
「編曲をする場合などに、特定の作品のメロディやコードを採譜すること」
このことを指すケースが多いと思います。
一方、
「耳コピ」をピアノ練習へ応用する場合は、
「歌の抑揚をコピーする」
これだけをおこなってみましょう。
楽譜を持っているポピュラーの楽曲を使って
原曲の抑揚を細かく真似して弾いてみましょう。
楽曲はなんでも良い訳ではなく、
ビートルズなどの
「表現力やクオリティに定評のあるアーティストの作品」
をチョイスするといいでしょう。
また、
「できる限り原曲の雰囲気に近いアレンジ譜」
を使用しましょう。
判断が難しければ、ひとまず
「メロディが変更されていないもの」
という基準で選べば良いでしょう。
以前にレコーディングエンジニアの方が
次のようなことを話していました。
「色々な楽器のレコーディングをしていると、
ピアニストは全体的にエクスプレッションが平坦な傾向にあると感じる」
ピアニストは全体的にエクスプレッションが平坦な傾向にあると感じる」
これはおそらく、
ピアノが持つ「減衰楽器」という特性が大きく影響していると思われます。
一音を膨らませることができる
管楽器や擦弦楽器などに比べると
エクスプレッションを極端にやらないと
伝わりにくいのは確か。
そこで、
今回紹介したような練習方法で
抑揚を表現することを
身体に入れておく必要があります。
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