【ピアノ】「ヘンレ原典版専用楽譜カバー」の実体験レビュー:高価な楽譜を長く使うために
► はじめに
本記事では、クラシックピアノを学ぶ多くの方が愛用している「ヘンレ原典版」の楽譜専用の保護カバーについて、実際に使用した体験をもとに詳しくレビューしていきます。
► なぜ、ヘンレ版楽譜にカバーが必要なのか?
ヘンレ版をお使いの方なら誰もが経験したことがあると思いますが、この楽譜には大きな問題があります。それは高価な割に痛みやすいということです。
筆者自身、数年間使用したJ.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集などが、背表紙部分からバラバラに分解してしまった経験があります。せっかく質の高い原典版を購入したのに、使い込むほどにボロボロになってしまうのはもったいなく感じました。楽譜が汚れたり傷んだりすることに抵抗のない方はいると思いますが、ヘンレ版の場合はそれだけでなく「分解」してしまいます。
そんな将来的な悩みを解決してくれたのが、以下の「ヘンレ原典版専用楽譜カバー」です。
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► 商品について
‣ 特徴とスペック
サイズと対応性:
・専用サイズ:23.5×31cm(ヘンレ版にジャストフィット)
・厚さ対応:薄い楽譜から極厚のベートーヴェンピアノソナタ全集まで対応
ヘンレ版以外でも、サイズが合う楽譜であれば使用可能なので、他の出版社の大切な楽譜保護にも活用できます。
素材と保護性能:
・透明ビニール素材:楽譜の表紙が見えて美しい
・高い耐久性:100円ショップのブックカバーとは比較にならない丈夫さ
・防水性:持ち運び時の雨や水濡れからしっかり保護
・汚れ防止:日常の汚れや指紋から楽譜を守る
‣ 実際に使ってみた感想と個人的活用法
取り付けの簡単さ
図書館でよく見かけるフィルムを直接楽譜に貼るタイプとは異なり、このカバーは取り外し可能な設計になっています。失敗を恐れることなく、誰でも簡単に装着できるのが嬉しいポイントだと感じました。
フィット感と安定性
23.5×31cmというヘンレ版専用サイズだけあって、変に浮いたりしない点が使いやすかったです。演奏中にカバーがずれたり邪魔になったりすることもありませんでした。
個人的な活用法
ビニール部分に作品についてのメモ書きを挟みっぱなしにして、いつでも目につくように学習上の工夫をしました。このような活用ができるのもビニールカバーの良い点です。
また、所持しているヘンレ版すべてにカバーをかけているわけではありません。頻繁に使用するものだけを保護することで、コストを抑えつつ必要な楽譜を守っています。
‣ メリット・デメリット
メリット:
・ヘンレ版にジャストサイズで美しくフィット
・あらゆる厚さの楽譜に対応
・取り外し可能で失敗リスクなし
・高い保護性能(水濡れ・汚れ・破れ防止)
・透明で楽譜の美しさを損なわない
・長期使用による楽譜の劣化を大幅に軽減
デメリット:
・輸入商品なので、やや価格が高め(ただし、楽譜の買い替えコストを考えると妥当)
・専用サイズのため、他のサイズの楽譜には使用不可
► こんな方におすすめ
・フィルムを直接楽譜に貼るタイプのカバーを使いたくない方
・楽譜の持ち運びが多い方
・高価な楽譜への投資を保護したい方
・清潔で美しい状態の楽譜を維持したい方
► 終わりに
価格はそれなりにしますが、ヘンレ版楽譜1冊の価格を考えると、この保護カバーは十分に価値のある投資だと感じます。特に、頻繁に使用する楽譜や、長年愛用したい楽譜には必須のアイテムと言えるでしょう。
筆者自身、このカバーを使い始めてから楽譜の劣化を心配することなく、安心して学習に集中できるようになりました。大切な楽譜を長く使い続けたい方にはおすすめできる商品です。
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