「楽譜はレシピ」
「楽譜は案内図」
「楽譜は案内図」
などとあらゆる言語表現が用いられますが、
あえてさらに付け足すとしたら
「楽譜は飾り付けをしていないクリスマスツリー」
と言えるでしょう。
つまり、
「楽譜を正確に読むことは大切だけれども、単に楽譜通りに弾くだけだと相当殺伐とする」
ということです。
フォルテというのは「フォルテの領域」ということであり、
すべての音をフォルテで弾くわけではない
すべての音をフォルテで弾くわけではない
作曲家が細かく書いていなくても、
隠れたダイナミクスの松葉を想定してメロディラインのデュナーミクなどを表現する
隠れたダイナミクスの松葉を想定してメロディラインのデュナーミクなどを表現する
小節というハコに入れられる最も近いリズムで書かれたのが楽譜上のリズムであり、
アゴーギクなどは奏者に任されている
アゴーギクなどは奏者に任されている
などといった、
楽譜に書けない、もしくは、書いたら煩雑になりすぎてしまう内容というのは
演奏者が楽譜のウラから読み取って
表現してあげないといけません。
飾り付けをしていないクリスマスツリーでも成立はするけれども
表現をさりげなく飾り付けすることで
もっと魅力的な仕上がりへ近づいていく。
バロック作品では
書かれていない装飾音を付け足して
ほんとうの意味で飾り付けをすることもありますね。
飾り付けをやり過ぎると
ただごちゃごちゃした印象になってしまいますので、
何を(どんな表現を)どれだけ飾り付けるのかの度合いが重要。
演奏者のセンスと、日頃の学習の成果が求められます。
その感覚や力を
日々ブラッシュアップさせていくことを目指しましょう。
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