【ピアノ】なぜその作品をやっているのかを考える

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本記事では、
小休憩(coffee break)として
筆者自身が作曲や演奏で常日頃考えていることについて
取り上げます。

 

作曲や演奏をする方は多くいますね。

筆者が常日頃考えるのは

「なぜ、この人物がこれをやるのだろう」

という部分。

興味はこれに尽きます。

 

例えば、

特定の作曲家の作品ばかりを演奏する奏者がいますが

どういう理由で

どういったこれまでの経験から

そのようなことをやっているのかが

知りたくなります。

 

また、新しい作品を聴いたときに

なぜこの作曲家が

なぜこのタイミングで

なぜこのような作品を書いたのかを

知りたくなります。

 

「好きだから」「やったことないから」

というレベルの話ではなくて、

もう少しその人物の深い部分と結びついている理由に

興味があります。

 

筆者自身は、

要請があるクライアントワークの場合は例外としても

自分の意志で生み出していくものの場合は

必ず、こういった部分が見える作品しか作りません。

 

他の方の演奏や作品を見るときも、

「なぜ、この人物がこれをやるのだろう」

という部分が見える場合は

どんなに表現などが上手くいってなくても

興味深く聴けますし、

それが見えない場合は

どんなにまとまっていても

まったく興味をもてません。

 

現在、自身が演奏で取り組んでいる作品、

なぜその作品に向かっているのかを

改めて考えてみてください。

そこに、

他者と比較したり

見栄で選曲したり

などといった部分がなく

きちんと自分主体の理由があれば最高です。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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