【ピアノ】初心者向け:独学の弱点および解決策

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特に初心者にとっては
独学をすることで苦労する部分もあります。
本記事では、
その内容を挙げ、解決策まで解説しています。

 

先日、とある年配の方と話していたら

以下のようなことをおっしゃっていました。

何作品か水彩画を描いてみたけど、
習いに行かないでひとりで書いていても
上達しているのか分からないんだよね。

 

これって、

ピアノの独学にもそのまま当てはまります。

 

「練習方法」などは教材がたくさんあるので

独学でも割と困りません。

また、

弾いている音程やリズムがあっているのかどうかは

音源を聴けば

ある程度はわかります。

一方、

きちんと上達しているのかどうかは

初心者には意外と分かりにくいもの。

特に、

おおむね弾けるようになった楽曲を仕上げていく段階では

なおさらです。

 

つまり、

独学の弱点とは

「自分の現在位置が分かりにくいこと」

この点になるでしょう。

 

では、習いにいけばいいのでしょうか?

定期的に通いに行くのではなく

スポット(単発)レッスンを依頼するのはアリです。

しかし、

もっとオススメしたいのは

人前で弾く機会を作ることです。

まずは、

「ピアノサークルなどの弾きあい会」を探しましょう。

そのときに他の参加者の演奏もしっかりと聴きましょう。

 

「自分だけまだまだで、嫌な思いをしそう…」

などと心配する必要はありません。

◉ 初心者歓迎!
◉ ピアノ歴、◯年までの方のために

などと、

参加者のおおよそのレヴェルを示してくれているイヴェントが多いのも

弾きあい会のいいところ。

緊張しすぎずに

場合によってはお茶などを頂きながら

「弾くこと & 聴くこと」を楽しむことができます。

 

インターネットがあるので

あらゆるイヴェントをカンタンに見つけることができます。

都会でも地方でも、たくさんありますよ。

 

「一回参加してどうこう」

ということではなく、

同じメンバーが参加するような弾きあい会に

たびたび参加することで

周りの方の声や反応からも自分の上達が感じられるでしょうし、

周りの演奏が大きな刺激にもなります。

 

そして、

慣れてきたら

もっと緊張を強いられる本番にもチャレンジするといいでしょう。

独学の方であっても参加できる本番は

たくさんあります。

♬ ピティナ・ステップに応募する
♬ 外部参加者を募集している教室発表会に応募する
♬ 知人の本番に混ぜてもらう
♬ アマチュアピアノコンクールに応募する
♬ 期間限定のストリートピアノに登場する
♬ 調律師が来るたびに、演奏を聴いてもらう

など。

 

いいですか、

独学の場合は

基本的に一人で学習していくことになりますが、

それはあくまでも

定期的な個人レッスンに通っていないというだけのこと。

独学の方こそ、周りのピアノ愛好家とつながるべきなのです。

 

そうすれば、

たとえ独学でも

「自分の現在位置が分からない」

なんてことにはなりません。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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