- 【ピアノ】先生に聞けない素朴な疑問10選:真面目に答えるQ&A集 vol.23
- ► はじめに
- ► 質問集
- ‣ Q1. 先生とのLINE、何時まで送っていい? 休日や深夜は避けるべき?
- ‣ Q2. レッスン中にスマホが鳴ってしまった。どのタイミングで謝る?
- ‣ Q3. 先生に勧められたCDを買わずに、サブスクで聴いてもいい?
- ‣ Q4. 音楽書籍学習に適した作業用BGMの選び方は?
- ‣ Q5. 作業用BGMを選んでいたら、聞き入ってしまい読書学習が進まない…
- ‣ Q6. 楽譜の読み方が覚えられない。何度も同じ質問をしてもいい?
- ‣ Q7. 暗譜のために楽譜をノートに書き写す「写譜」は効果ある?
- ‣ Q8.「指番号」を無視して弾きやすい指で練習していい?
- ‣ Q9. 部屋が狭い場合は、ピアノの上に物を置いてもいい?
- ‣ Q10. ピアノ以外の趣味が忙しくて練習できない…
- ► 終わりに
【ピアノ】先生に聞けない素朴な疑問10選:真面目に答えるQ&A集 vol.23
► はじめに
・「こんなこと、先生に聞いていいのかな…」
・「ググっても明確な答えが出てこない…」
こういった、聞きにくいけど実は気になるピアノ関連の疑問に、真面目に答えます。レッスンに通っている方はもちろん、スポット(単発)レッスンを受ける独学の方にも参考になる内容です。
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► 質問集
‣ Q1. 先生とのLINE、何時まで送っていい? 休日や深夜は避けるべき?
結論:9:00〜20:30を目安に。深夜・早朝は避ける
最近は先生との連絡手段がLINEというケースも増えています。休日に送ること自体は問題ありませんが、時間帯には配慮が必要です。
特に深夜・早朝は避けてください。先生によっては、離れて暮らす家族からの緊急連絡に備えて、夜間もマナーモードにせず寝ている方がいます。緊急ではない用件で起こしてしまうのは避けたいところです。
判断基準は「家の固定電話にかけるとしたら、何時なら失礼にならないか」です。LINEだから22時でも大丈夫、とは考えないようにしましょう。
多くのメールと違い、LINEは通知が届きます。この点を念頭に置いて送信時間を選びましょう。
推奨時間帯:9:00〜20:30
‣ Q2. レッスン中にスマホが鳴ってしまった。どのタイミングで謝る?
結論:その場ですぐに謝る
鳴ってしまったら、すぐに謝罪しましょう。「音が鳴ったこと」だけでなく「マナーモードにしていなかったこと」への反省も伝えます。
そのうえで、音を止めるだけでなく、その場で音が出ない設定に切り替えてください。操作する前に「設定を変更します」と一言断りを入れるとより丁寧です。
絶対にNGな行動
時々耳にしますが、電話がかかってきた際、勝手に出て「後でかけ直すね」と話してしまうケース。これは完全にマナー違反です。レッスン時間は先生との大切な時間ですから、着信があっても出ず、レッスン後に折り返すのが正しい対応です。
‣ Q3. 先生に勧められたCDを買わずに、サブスクで聴いてもいい?
結論:サブスクにある場合はOK。ない場合は、諦めるのではなく他の手段を探す
先生が勧める理由は「その音源を聴いてほしい」からです。サブスクで配信されていれば、そちらで聴いて全く問題ありません。
ただし「サブスクにないから聴かない」という消極的な姿勢は避けましょう。お金がかかることではありますが、音楽と真摯に向き合う姿勢は、指導者との信頼関係にも影響します。
サブスクにない場合の選択肢:
・宅配レンタルサービス(TSUTAYA DISCASなど。意外とラインナップが多くおすすめ)
・中古CD販売(ブックオフ、メルカリなど)
・Amazonマーケットプレイス(大体何でも出てくる)
・図書館のCD貸出サービス(無料。多くの図書館はネットで在庫検索可能)
こういった選択肢を活用できるかどうかで、学習への本気度が伝わります。
‣ Q4. 音楽書籍学習に適した作業用BGMの選び方は?
結論:シンプルで音量変化が少ないものを、かなり小さな音量で
読書など、深い集中が必要な作業では、BGMの選び方にコツがあります。
選ぶべき音楽の特徴:
・極力シンプルな構成
・音量変化が少ない
・歌詞がない(言語処理を妨げないため)
おすすめジャンル:
・環境音楽
・ニューエイジ
・クラシックのゆったりした曲
最重要:音量設定
「あまり聴こえないくらい」まで下げてください。わざわざ耳を澄まさないと内容が分からない程度がベストです。それでも無音よりは集中しやすくなります。
作業内容による使い分け:
執筆・ライティング → 歌詞なし必須
音楽書の読書 → 極力シンプルなもの
家事・単純作業系 → もう少し聴く寄りでもOK
※参考:筆者が運営する「Piano Poetry」チャンネルでは、2時間BGM動画などを配信しています。
‣ Q5. 作業用BGMを選んでいたら、聞き入ってしまい読書学習が進まない…
結論:音量を絞る。それでもダメなら環境音に切り替える
これは「音楽鑑賞モード」に入ってしまっている状態です。読書学習で求められるのは「音楽を聴くこと」ではなく「無音でない環境を作ること」です。
ファーストアクション:音量をさらに下げる
今の音量の半分、あるいは1/3まで下げてみてください。「わざわざ聴こうとしないと内容が分からない」レベルが理想です。
それでも集中できない場合
環境音・自然音のみの音声に切り替えましょう。雨音、波の音、森の音など。音楽的なBGMは休憩時間に使います。
「ポモドーロ×Piano Poetry」活用法:
・25分間:集中して読書学習
・5分間:Piano Poetryの曲で、心に一時の癒やしを
・これを繰り返す
Piano Poetry「再生リスト」リンク
メリハリをつけることで、音楽も楽しめて学習も進みます。
‣ Q6. 楽譜の読み方が覚えられない。何度も同じ質問をしてもいい?
結論:構わない。ただし、覚える努力をしていることが前提
分からないことを聞くのは当然の権利です。ただし「一度教わったことを次回も覚えていない」が繰り返されると、信頼関係に影響します。
以前、有名なバレリーナが芸能人にバレエを指導する番組で、こう注意していました。
「なぜできないのですか?この前言ったでしょう」
厳しく聞こえますが、これは上達のための本質を突いています。一度学んだことを自分の中に残せるか。これが進歩の分かれ目です。
具体的な対策:
・レッスン後 “すぐ” に、その日のポイントをノートにメモする
・分からなかった記号や用語は、その場で “すぐ” に調べて記録
・次回レッスンまでに見返す時間を作る
一度教わったことができるようになると、自分が成長するだけでなく、先生からの信頼も得られます。
‣ Q7. 暗譜のために楽譜をノートに書き写す「写譜」は効果ある?
結論:暗譜効果は限定的。ただし精神統一も兼ねるなら価値あり
書き写すことで発見があるのは事実ですが、「正しく書く」ことに意識が向きがちで、「指の動きとともに覚える」という暗譜の本質からは離れています。何より時間がかかり過ぎます。
ただし例外も
俳優の仲代達矢さん(1932-2025)は、舞台のセリフを覚える際、すべてのセリフを書道筆で紙に書き写し、家中に貼っていたそうです。本人は「覚えるため」と語っていますが、おそらく精神統一や本番への儀式という意味合いもあったのでしょう。
ピアノでも、大切な本番に向けた儀式として、気持ちの整理を兼ねて写譜をするのであれば、やってみる価値はあります。
より効果的な暗譜方法に関しては、以下の記事を参考にしてください。
【ピアノ】暗譜の攻略テクニック大全:確実な記憶から本番対策まで
‣ Q8.「指番号」を無視して弾きやすい指で練習していい?
結論:まず書かれた運指を試す。それでも合わなければ変更OK
楽譜に書かれた運指は、多くの場合、熟練したピアニストや編集者が付けたものです。今は弾きにくく感じても、それは「テンポを上げても弾ける運指」「音楽的に美しい運指」である可能性があります。
特に初心者向けの教材では、運指の選択肢はほぼ絞られています。まずは書かれた番号を何度も試してみましょう。
運指変更を検討すべき場合:
・手の大きさの問題で物理的に届かない
・先生から「変えてもいい」と言われた
・何度練習してもその運指では安定しない
・別の運指のほうが音楽的表現がしやすい
判断のポイント
特に中級以降の学習段階では、「今、弾きやすい」ではなく「この先ずっと、この運指で弾き続けられるか」を考えましょう。運指は癖になります。後から直すのは大変です。
‣ Q9. 部屋が狭い場合は、ピアノの上に物を置いてもいい?
結論:絶対にNG。ピアノは物置ではない
平らなスペースを見ると、つい物を置きたくなる気持ちは分かります。しかし、ピアノの上に物を置くのは避けてください。
ピアノの上に物を置くデメリット:
楽器へのダメージ:傷や変形のリスク
音響への悪影響:多少でも響きが変わる
落下リスク:床や足を傷つける可能性
筆者はグランドピアノの上のあの広いスペースにも、一つも物を置いていません。アップライトでも電子ピアノでも同じです。
唯一の例外
譜面台に練習する曲の楽譜を出しっぱなしにするのはOKです。むしろ、練習開始のハードルを下げるために推奨します。
部屋が狭い場合は
物を置く場所を増やすのではなく、物自体を減らすことを検討しましょう。以下の記事を参考にしてください。
【ピアノ】音楽生活を最適化する「減らす」テクニック:「シンプルにする力」を味方に
‣ Q10. ピアノ以外の趣味が忙しくて練習できない…
結論:「1in 1out」を徹底し、やらないことを決める
趣味でピアノを弾く場合、他の趣味とのバランスは永遠のテーマです。しかし、時間は有限です。何かを続けたいのであれば、何かをやめる必要があります。
効率化だけを追求すると、楽器練習では逆効果です。練習は「タスクを終わらせる」ことではなく、時間をかけて体に染み込ませるものと捉えましょう。
よくある失敗パターン
あれもこれもと手を広げた結果、すべてが中途半端に。ピアノも「何となく続けているだけ」の状態になってしまいます。
具体的な時間管理のヒント:
・優先順位の明確化:ピアノは上位3つに入っていますか?
・小さな習慣化:1日15分でもいいので毎日触る
・時間泥棒の見直し:SNS、ネットサーフィンの時間をチェック
・「やりたい」と「大切」の区別:本当に続けたいものはどれ?
・「1in 1out」の徹底
「1in 1out」ルール
新しい趣味や習慣を一つ始めたら、一つやめる。これを徹底するだけで、生活がシンプルになり、大切なことに時間を使えます。何かを大切にするということは、何かを選ばないということでもあります。
推奨記事:【ピアノ】音楽生活を最適化する「減らす」テクニック:「シンプルにする力」を味方に
► 終わりに
先生に聞けないこと、ググってもあまり出てこないこと、たくさんあります。そんな小さな疑問を一つずつ解決していくことでピアノ学習を楽しくしていきましょう。
関連記事:
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