【30秒で学べる】モーツァルト「ピアノソナタ第8番 K.310 第3楽章」ワンポイントレッスン

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モーツァルト「ピアノソナタ第8番 K.310 第3楽章」ワンポイントレッスン

 

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、21-28小節)

21-25小節の右手の「丸印で囲った音」を見てください。

「Fa-La-Do」と矢印で示した方向に上昇していきます。

そして、

その頂点のC音にだけ「装飾音」がついていますね。

これがつくことで、よりエネルギーが高くなっている。

「頂点の箇所だけについている」

というのが、作曲的に工夫されているところと言えるでしょう。

 

ただし、音域としての頂点は25小節目ですが、

26小節目からcresc.する指示がありますので、

まだまだ大きくなりすぎずに。

いちばんの重みが入るのは「28小節1拍目」。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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