ひとつの楽曲の中には
音の切れ際というのが何度も出てきますね。
静かに曲を締めくくるときの最後なんかは
その中でも代表的なものです。
これらのような音の切れ際では
その余韻に耳をすませて
最大限に良好な切り方をしてください。
筆者は昔、
受けていたピアノレッスンで
曲尾の切れ際のペダリングを雑に扱ってしまったのですが、
そのときに習っていた某先生から
ペンが飛んできました。
「せっかく拍手しようと思ってたのに、その切り方は何だ」
って怒られたんですよ。
「終わりよければすべてよし」どころか
終わりがヤバかったわけですね。
曲の途中に出てくる音の切れ際もそうですが
最低限、余裕のある曲尾の伸ばしくらいは
耳をすませるように心がけるべき。
自身の失敗からもそう言えます。
ではどうすればいいのかについてですが、
余韻を消したいところでペダルを急に上げたり
または、ノンペダルで手での処理に頼ると
音響の消え際がバッサリいってしまうので、
あえてペダルに頼って
しかも、ニューンと上げていく。
そうすることで
音響をフワッと消すことができます。
「手とペダルを同時に上げてもいいのですが、
ペダルを上げ切ったときに
わずかでも手での余韻が残っていると
白けて台無しになってしまうので
タイミングによく注意を払いましょう。
これと同じような台無しの例は
【ピアノ】初心者向け:曲の最後でペダルと手のどちらを先に上げるべきか
という記事で解説しています。
【音の切れ際が重要】
-
- 曲の途中でも、最後でも、音がどう終わるかは大切
- 特に曲の最後は聴く人の印象に残るので注意が必要
【音の余韻を大切に】
-
- 音が消えていく瞬間をよく聴くこと
- バサっと切るべきところでない限り、
急に音を切らずに、ゆっくりと消えていくように
【ピアノを用いた具体的な表現テクニック】
-
- ペダルをゆっくり上げて、音をふわっと消す
- 手とペダル、それぞれの上がるタイミングに気をつける
【まとめ】
-
- 音の終わり方に気をつけると、演奏がもっと素敵になる
- 特に楽曲の最後はていねいに扱うことが大切
- 練習を重ねて、きれいな音の終わり方をマスターしよう
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