本番のために
知人の演奏者へ
ピアノデュオのもう1パートを頼んだり
室内楽のアンサンブルを頼んだりと
共演を頼む機会も出てくるはず。
そんなときに、
極力断られず振り向いてもらえるためにできることを
まとめました。
筆者自身が試してみた内容が中心です。
■アンサンブルで共演したい相手の振り向かせ方
① なぜ共演したいのかを明確に伝える
なぜ、その人に頼みたいのかを
明確に伝えてみてください。
まずは自分の中でそれを整理する。
この過程も重要です。
② 自分はプリモにまわる
ピアノ連弾の場合の話ですが、
プリモよりもセコンドのほうをやりたがる演奏者のほうが圧倒的多数に感じます。
プリモを頼んで訳もなく断られたら
その場で
セコンドならどうか伺い立ててみてください。
筆者は、これだけの理由でOK出たことがあります。
③ 合わせ練習に時間と手間をとらせないことを約束する
アンサンブルですので、
原則、本番前には合わせ練習が必要になります。
しかし、みんなそれぞれ慌しく生活しているので
本番というよりも
事前練習のスケジュール確保を懸念点に挙げる奏者は意外に多い。
とにかく、事前合わせ練習に時間と手間をなるべくとらせないことを伝えてください。
例えば、
◉ 練習会場は相手の近くでとり、原則こちらから出向く
などの工夫ができます。
④ 必要であれば、曲目よりも共演者を優先する
断られる理由が
「純粋に今回の選曲が嫌なだけ」
という場合もあります。
それを告げられた場合、
曲目よりも共演希望者を優先させられるのかそうでないのかを
考えてください。
⑤ 演奏会の趣旨に賛同してもらう
演奏会そのものの趣旨に賛同してもらえないと
相手が共演をOKしてくれることはありません。
例えば、
特定の団体色をあまりにも強く打ち出したコンサートの場合、
その団体に入っていない人にとっては
原則、誘われても参加できません。
これだけで、言いたいことは分かると思います。
趣旨を変えられないのであれば
こればかりはどうしようもないのです。
⑥ お互いのレベルを近づける
言い方はよくありませんが、
その本番に何かしらのメリットがないと
なかなかOKしてもらえないでしょう。
例えば、
その本番であなたと共演したことで成長につながるか、
もしくは、
あなたと仲を深めたいと思えるか。
これらのような
何かしらのメリットを感じてもらわないといけません。
そういった意味では、
あまりにも実力が離れていると
共演は難しいでしょう。
実力を近づける努力をして再度頼むのも
方法のひとつかもしれません。
⑦ 相手が多忙すぎる時期を避ける
演奏会の日程を自分で決められる場合は
相手が多忙すぎる時期を避けてください。
SNSや普段の会話などで
様子を知るしかありませんが、
とうぜん、
年末年始などの
全員が忙しい時期は避けてください。
⑧ SNSでの強い発言を控える
SNSで普段から強い発言をしすぎていると
相手は共演をためらってしまうでしょう。
そのSNSで演奏会の宣伝されたら
同じ考えを持っていると
思われる可能性があるからです。
もちろん、
お金配り系のアカウントにも
反応するクセがあってはいけません。
見えていますから。
⑨ 清潔感をだす
言うまでもありませんが、
清潔な人であれば
清潔感がない人とは共演したくないと思ってとうぜんです。
結局は、
何かしらの手を打ち
振り向いてくれそうだと思ったら
相手にある程度は尽くすことが必要でしょう。
ひとつでもふたつでもお試しください。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント