具体例を見てみましょう。
楽曲が変わっても考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、85-86小節)
楽曲の最後の
「8分音符+8分休符」のところを見てください。
この8分音符は
余韻をつけて切りたいところですが、
ノンペダルで手での処理に頼ると
音響の消え際がバッサリいってしまう。
加えて、短い音価なので
後踏みペダルを使ったとしても
上手く処理しないと
直前の音響まで拾って濁ってしまう。
そこで活用できるのが、
音の終わりを形作るペダリング。
一種の後踏みペダルなのですが、
後踏みを遅らせて
手を上げる直前にのみ
“ごく短い時間” フワッと踏んでフワッと上げます。
手とペダルが同時に上がるタイミングを狙うといいでしょう。
音の切れ際にだけペダルを使うことになるので、
余韻をつけることができるのはもちろん
前の音響を拾ってしまう恐れがないんです。
余韻をつけて終わりたい部分で
幅広く応用できるペダリングなので
身につけておきましょう。
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