「 “トリルで” 手首を使う」
という言い方を目や耳にすることがあると思います。
どう使えばいいのかを解説したのが
上記の前記事。
今回は、それとは別のやり方を解説します。
2の指と3の指などで
指間を大きく開いているときは
手の構造上、手首の回転がなくては速く弾けないので、
意識せずとも
勝手に回転させることになる
指間を大きく開いているときは
手の構造上、手首の回転がなくては速く弾けないので、
意識せずとも
勝手に回転させることになる
などと、上記の前記事で書きましたが、
このように1音や2音単位で細かく手首を動かすだけではなく
4音単位または8音単位など
もっと大きなカタマリで動かす方法があるんです。
「動かす」というのは
「多少の上下運動をつける」という意味。
譜例(Finaleで作成、テンポは任意)
2本の指によるトリルではなく、
特に、
「1323…」「2313…」
などといったように
運指自体も3本以上使って4音単位となっているときに
「4音 1手首」もしくは「4×2=8音 1手首」
を効果的に使えるでしょう。
3連符による書き譜トリルの場合は
6音単位で1手首を使うと弾きやすいのですが、
このあたりは
テンポによって適切なやり方が変わりますので
必ず音を出しながら確認する必要があります。
(再掲)
ポイントは
単位のはじめの音を弾くときに
少し手首を入れる程度にしておき、
あまり大きく動かそうとは思わないこと。
大きな動きを入れると
ただのムダな動きになってしまいます。
あくまでも、
指の動きをサポートするための手首の動きであり
動かすこと自体が目的ではありません。
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