【ピアノ】同音連打で「手首の回転を使う」とは「親指を根本から使うこと」

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本記事では、
「親指のみの同音連打における手首の使い方」
について解説します。

 

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ショパン「24のプレリュード 第15番 雨だれ Op.28-15 変ニ長調」

譜例(PD作品、Finaleで作成、64-67小節)

ここでの右手では

親指で同音連打をしていくことになりますが、

指先の上下だけで弾くのではなく

「わずかな手首の回転とともに、親指を根本から動かすようなイメージ」

をもって打鍵してください。

余分な大きな動きをつけずにこの動作ができる加減を

探ることになります。

 

よく、

「 “同音連打で” 手首の回転を使う」

という言い方を目や耳にすることがあると思いますが、

これというのはつまり

平たく言うと、親指を根本から使うこと。

 

親指というのは手首と直結しているので、

根本から使おうとすると

阻止しない限り

自然にわずかな手首の回転を伴うことになる。

反対に、

同音連打において

親指を使わないところで手首を使おうとしても

指の運動と手首の運動が一致せず

ムダな手首の運動になってしまいます。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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