【ピアノ】練習中、いつも使っていた運指を急に忘れてしまったときの対処法

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ヒヤリとさせられる、
いつも使っていた運指が
練習中にいきなり分からなくなってしまうトラブル。
起きてしまったときに筆者がやっている対処法を
共有しておきたいと思います。

 

おおむね楽曲が仕上がっていて
毎日弾き込んでいる段階。
しかし、
あるとき突然、1箇所のみ、
いつもとうぜんのように使っていた運指が
分からなくなってしまった。

このような経験はありませんか。

何の自慢にもなりませんが、

筆者はしょちゅう、この経験をしており

そのたびに汗をかかされています。

 

このようなトラブル時にどう対処してきたのかを

共有しておきたいと思います。

 

ひとつ、具体例を見てみましょう。

 

モーツァルト「ピアノソナタ第8番 K.310 第1楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、126-128小節)

この作品は、筆者が上記のトラブルを経験したもののひとつ。

127小節目に書き込んだ運指は

筆者がこの箇所を弾くときに使っているものです。

このうち、

丸印で示した2箇所を見てください。

Fis音では3の指を使って

ずっとずっと弾いていたのですが、

あるとき突然、

2の指と3の指のどちらの指を使っていたのか

分からなくなってしまったんですよ。

現行のヘンレ版には

2の指番号が振られているので

それを変に意識してしまったのかもしれません。

何回か弾いてみても

いつも弾き込んでいたときの感覚で指が運用できない。

完全にハマってしまっていました。

 

こういったトラブル時には

以下のように対処してきました。

まず、数回弾いてみて
それでも思い出せなかったら、
無視して、別のところの練習へ移ります。
そして、最低でも1時間以上空けて
“何も考えずに” その場所を再度弾いてみます。
そうすると、
今まで弾き込んできたのであれば
たいてい、先ほどまでの迷いが奇跡のように消え去っていて
1回であれば
運指が今まで通りのものを使ってくれるので、
間髪入れずに楽譜へその運指を書き込んでセーブします。

 

これでバックアップ完了。

もし思い出せなかったら、

もっと時間を空けてから

“何も考えずに” その場所を弾いてみてください。

そして、脇目もふらずに書き留めます。

 

筆者自身、

運指のこういった経験から反省することが多々。

だからこそ本Webメディアでは、

書かなくても分かるようなところでさえ

譜読みの段階からしつこく書き込んでしまうように

おすすめしているんです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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