ベートーヴェン「エリーゼのために」
の冒頭などもそうですが、
楽曲の冒頭や途中で
ふと片手だけになって
一種の無伴奏状態の表現になることがあります。
片手のみになる場所の難しさは、
音が露呈されるので
「音と音との横へのつながり」
にまで細かく耳を傾けられてしまうということです。
打鍵速度を揃えることで音色を揃えて、
音と音の横のつながりを良くする必要があります。
ダイナミクスが多少変わっても音色が近いと
仲が悪い音には聴こえません。
私は、
「音がはっきり見えないように」
という言葉を使って指導しますが、
一音一音が縦割りにならないようにしないといけません。
この際、打鍵上のテクニックとして有効なのは、
「出来る限り指を鍵盤から上げないこと」
です。
練習するときには
テンポをかなりゆっくりに広げて、
鍵盤の触覚も感じながら練習するところから
始めると良いでしょう。
こういった内容は、
「音はきちんと弾けている」
という段階をクリアしてから
更にワンステップ上がるために必要な技術です。
同じ楽曲を弾いても
このような細かなニュアンスで聴こえ方が全く変わるのです。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/-/e/B08MVMPNMT?ref_=pe_1206512_179741122
Amazonでご購入いただけますが、
「Kindle Unlimited」に登録している方は
kindle電子書籍が「読み放題」になるのでオススメです。
「無料トライアル」の詳細は以下よりご覧ください。
Twitter
(ピアノの効率的な練習法や、楽曲解釈などお役立ち情報を発信中。)
https://twitter.com/notekind_piano
Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
コメント