ベートーヴェン「エリーゼのために」
の冒頭などもそうですが、
楽曲の冒頭や途中で
ふと片手だけになって
一種の無伴奏状態の表現になることがあります。
片手のみになる場所の難しさは、
音が露呈されるので
「音と音との横へのつながり」
にまで細かく耳を傾けられてしまうということ。
打鍵速度を揃えることで音色を揃えて、
音と音の横のつながりを良くする必要があります。
ダイナミクスが多少変わっても音色が近いと
仲が悪い音には聴こえません。
筆者は、
「音がはっきり見えないように」
という言葉を使っていますが、
一音一音が縦割りにならないようにしないといけません。
この際、打鍵上のテクニックとして有効なのは、
「出来る限り指を鍵盤から上げないこと」
です。
練習するときには
テンポをかなりゆっくりに広げて、
鍵盤の触覚も感じながら練習するところから
始めると良いでしょう。
こういった内容は、
「音はきちんと弾けている」
という段階をクリアしてから
さらにワンステップ上がるために必要な技術です。
同じ楽曲を弾いても
このような細かなニュアンスで
聴こえ方がまったく変わるのです。
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