♬ メトロノームでの練習方法にバリエーションをつけたい
♬ 2/4拍子で細かいパッセージが重くなってしまう
こういったあなたへ向けた記事です。
2/4拍子で16分音符が連続しているパッセージは
ほんとうによく出てきますね。
例えば、以下のような例。
ベートーヴェン「ピアノソナタ第23番 熱情 ヘ短調 op.57 第3楽章」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、20-23小節)
こういった音型は
気づかないうちに重くなってしまう代表例。
良い練習方法があります。
「メトロノームを倍の音価でかける」
というもの。
例えば、
♩=120で練習したい場合は
2分音符イコールで考えて、テンポ60で鳴らす。
つまり「1小節1カウント」ということです。
このようにすることで
1小節をひとつでとっていく感覚が体感できるので
小刻みにカウントが入るよりも
自然と重くならずに演奏できます。
もちろん、演奏者本人の意識も必要ですが…。
4/4拍子などを2分音符で割ってしまうと
拍子の持つ意味合いが大きく変わってしまうので、
あまりオススメできません。
「2/4拍子」や「急速な3/4拍子」などで
1小節1カウントを試してみましょう。
また、
これはあくまでも練習方法のひとつです。
「最終的にはメトロノームを外さなければいけない」
ということも忘れずに。
【ピアノ】メトロノームはいつか外さなければいけない
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