記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
クラシック音楽を学べる高校としては、
大きく以下の2パターンに分けられます。
◉ 普通科に加えて音楽科も併設している高校
後者の場合も、音楽高校に準じた高度な学習をできる学校が多くあります。
一方、後者の中には、
「専攻がない音楽科」という位置付けで
カリキュラムを組んでいる高校もあります。
例えば、とある高校の音楽科では
普通科の学生のカリキュラムを基本として
そこに、
「ソルフェージュ」「音楽理論」
などの数個の音楽系授業を加えたのみとなっています。
つまり、
「ピアノ科」「作曲科」
などといった専攻を持たないのです。
これはどういうことかというと、
音大へ入るために必要な共通科目を主に学び、
実技の部分は「副科」という形で履修して対応するのです。
このようにする利点としては
以下のようなものが挙げられます。
◉ 高校在学中に音楽以外の進路へ変更する場合の対応が可能
◉ 吹奏楽部などの学生が入ることで、部活のレヴェルも上がる
このようなカリキュラムをとっている
とある高校の進路状況を見てみたところ、
音楽科ひと学年20名中、昨年音大へ進学したのは3名でした。
少し驚きですよね。
ある意味、
「少しだけ音楽に特化した普通科」という印象。
ポイントは「進路変更の柔軟さ」なのでしょう。
反対に、そこが欠点でもあります。
高校入学時点で
音楽を本気で学びたいという意思がはっきりしているのであれば
専門の音楽高校へ行くべきです。
今回話題にしたカリキュラムをとっている高校は意外と多くあり、
いずれも音楽系の部活のレベルが高いのが特徴となっています。
需要があるからこそ
このようなコースが多数存在するのでしょう。
音楽の学習にとって環境は大切ですが、
最終的には本人次第なのだろうと改めて感じました。
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