鍵盤へ触った途端に音が出ていると思っている方が
ある程度弾けるようになってきた学習者の中にも
意外と多いように感じます。
演奏を聴き、また、演奏動作を見ていると
すぐに分かります。
ピアノの構造を確認してみて欲しいのですが、
鍵盤を下げることでアクションを通じてハンマーが動き、
そのハンマーが弦を打つことではじめて音が出るわけです。
つまり、
ピアノの鍵盤を下げてハンマーを動かす行為は
野球で言ったら、バットを振る行為。
ボールそのものではありません。
ボールに相当するのは弦のほう。
だからこそ、
鍵盤をどのように下げるのかで
出てくる音をコントロールできるのですね。
とうぜんだと思う方もいるはずですが、
改めて、
鍵盤へ触った途端に音が出ているわけではない、
鍵盤は野球でいうボールではない、
ということを再確認して欲しいと思います。
鍵盤はONとOFFのスイッチではなく
もっと微妙なコントロールにも応えてくれるもの。
このことが、
出てくる音を多彩にするために変えるべき認識のひとつでしょう。
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