【ピアノ】ソナタ形式の楽章 : 暗譜の注意点

スポンサーリンク
本記事では、
ベートーヴェンのピアノソナタなどで、
「ソナタ形式の楽章」
に取り組む際の
暗譜のポイント」をお伝えしています。

 

再現部は

提示部と「同じ」または「似ている」状態で

始まる場合が多いですが、

再現部ではいずれ「違う方向」にそれ始めるので、

そのポイントをよく理解しておくこと。

ここが「暗譜」の危ないポイントだからです。

 

ひとつ例を挙げます。

ベートーヴェン「ピアノソナタ第18番 変ホ長調 作品31-3 第1楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成)

「再現部の167小節目」に注意(譜例右)。

うっかり手癖で「提示部の31小節目」(譜例左)

と同じように弾いてしまうと、

提示部に戻ってしまいます。

赤矢印で示した箇所が、

「違う方向」にそれ始めるポイントです。

 

こういう部分は

身体で覚えるだけではなく、

頭で整理しておいたうえで意識して演奏しないと

クセで間違えてしまう恐れがあります。

 

ここで提示部に戻ってしまったら、

「弾き直す」

もしくは

「素知らぬフリをして提示部からまた弾く」

このどちらかの手段をとるしか

なくなってしまいます。

 

「暗譜の危ないポイント」

と書いた理由がわかっていただけたでしょうか。

 


 

Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV

Twitter
https://twitter.com/notekind_piano

Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg

 


 

無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」

 

筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、

200万冊以上のあらゆる電子書籍が読み放題になるサービスです。

 

「初回30日間無料トライアル」はこちら / 合わなければすぐに解約可能!

この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

タカノユウヤをフォローする
ベートーヴェン 暗譜
スポンサーリンク
タカノユウヤをフォローする
大人のための独学用Webピアノ教室(ブログ版)

コメント

タイトルとURLをコピーしました