♬ ピアノ教室へ通っている意味がわからなくなってきた
♬ 今は独学だけど、習いに行こうと思い始めている
こういった方へ向けた記事です。
記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
前提として、
私自身は幼少期からピアノ教室へ通っていましたし
通うメリットは分かっています。
しかし、
ピアノ教室というのは
関わり方によっては
「学びを深める場」にもなれば
「ただ単に時間とお金を使うだけの場」にもなりかねません。
まず、ピアノ教室へ通うメリットを考えてみましょう。
♬ レッスン日という一種の締め切りにより、練習する習慣がつく(可能性がある)
♬ 練習の疑問点や悩みを相談できる
♬ 客観的な視点での適切なアドヴァイスをもらえる(可能性がある)
♬ 自宅にないタイプのピアノに慣れる機会となる
♬ 先生との交流が生まれる
♬ 同じ門下生との交流が生まれる(可能性がある)
♬ 発表会に申し込むだけで本番の機会を得られる
などです。
細かいことを挙げていけばまだまだあります。
今回のタイトルは、
ということでしたよね。
なぜメリットを挙げた上でこういったテーマを投げかけるのかというと、
「中級者以上の学習者ほど、何となくで通ってしまっている可能性が高いから」
この理由にあります。
入門者や初心者の頃というのは、
「一人では何から始めていいか分からない、という状況をクリアできる」
まさにこのメリットが大きすぎるため、
通う目的もはっきりしていることでしょう。
しかし、問題になりやすいのは中級者以上。
ある程度弾けるようになってくると
基本的な問題点は自分自身で解決できるようになります。
先生側も能力の高い先生でない限りは
「とりあえず少し気になったことだけを言って、あとはマルをしていく」
などといった指導になりがち。
私自身が学生の頃に生徒側として経験済みです。
そして、
「ツェルニー40番を終わらせる」
などといった、
「教則本を進める」
ということのみを目的に通っていたりするケースは多いのです。
決していけないことではありませんが、
高いレッスン代と時間を使ってそれでいいのでしょうか?
私は、ある程度弾けるようになってきた学習者こそ、
と思っています。
「何をやっていいか分からないから、とりあえず通う」
というのは初中級までにしましょう。
もちろん、
ピアノ教室に通うメリットや目的を充分に考えているのであれば
教室で学ぶのも大いにアリです。
問題は、
それを考えてみるという行動をしているかどうか。
ピアノ教室が
「ただ単に時間とお金を使うだけの場」ではなく
「学びを深める場」になるかどうかは
90%以上の部分があなた次第なのです。
残り10%は先生の能力と指導方針でしょう。
「独学」で学ぶための様々な記事も公開しています。
あわせて参考にしてください。
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