【ピアノ】なぜ、フレーズ終わりはおさめるのが原則なのか

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本記事では、
フレーズ表現を自然にするヒントとして
文章の句読点を例に解説しています。

 

「フレーズ終わりの音は大きくならないようにおさめる」

これは、音楽表現の基本。

ではなぜ、このようにすべきなのでしょうか。

具体例を挙げて解説します。

 

音楽では

「フレーズのスラー」や「休符」で

フレーズが示されます。

スタッカートなどが中心の場合は、

「動機がどのように集まって区切りをつくっているのか」

などを参考にフレーズを見分けることができます。

 

これは、文章の組み立てに例えることも可能。

文章では句読点によって

意味を区切ったり

段落感をつけたりします。

 

つまり、

音楽でいうフレーズ終わりは

文章でいう句読点の直前であると考えることもできます。

 

フレーズ終わり、句読点の直前であると考えることもできま

不自然ですよね。

句読点の直前を強調してしまうと

このように

尻もちをついたような

または、怒っているような印象になってしまう。

 

一方、

フレーズ終わりは、句読点の直前であると考えることもできます。

というように

強調する場所によっては

その話し方で何を強調したいのかを

印象付けることができます。

 

その強調しても問題ないところが

句読点の直前ではないということ。

 

音楽でフレーズ終わりをおさめるべきなのは

このような理由から。

 

一種の効果を狙って

フレーズ終わりの音にアクセントが書かれているケースもありますし

例外はあるのですが、

原則は「おさめる」です。

 

口で歌ってみると

自然とそのように歌っているはず。

ピアノという楽器を通しても

適切なフレーズ表現の感覚を忘れないようにしましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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