【ピアノ】モーツァルトのダイナミクスの悩みを解決する有名書籍

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情報量が少ないことで知られる、
モーツァルトのダイナミクス。
本記事では、
「モーツァルトのダイナミクスの悩みを解決する有名書籍」
を紹介しています。

 

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

モーツァルトのピアノソナタなどの楽譜を開いてみてください。

「ダイナミクス記号」があまり書かれていませんよね。

少なくとも、

ロマン派以降の楽曲などでみられる

細かな「ダイナミクスの松葉」などはありません。

(いくつかの出版社が出している「解釈版」では
校訂者などによるダイナミクス記号が書かれています。
ただ、これはモーツァルトのオリジナルではありません。)

 

よく、「楽譜に忠実に」と言われますが、

モーツァルトのダイナミクスを

本当の意味で「楽譜に忠実に」演奏してしまうと、

相当殺伐とした演奏になります。

情報量が少ないからです。

がいきなり になったりするので、

「デクレッシェンドするのか」

それとも

「subitoで にするのか」

なども迷いますよね。

つまり、

「ある程度、奏者側に任されている」

ということです。

 

このあたりについて、

書籍「斎藤秀雄 講義録(白水社)」

の中にヒントが書かれています。

斎藤秀雄氏は、

言わずと知れた著名な音楽教育者。

「小澤征爾さんの育て親」として知られるほか、

書籍「指揮法教程」のオレンジは音楽好きで知らない方はいません。

 

今回は、

「斎藤秀雄 講義録(白水社)」

より、ヒントになる箇所を少しだけ引用させていただき紹介します。

 

「斎藤秀雄 講義録(白水社)」 序論より引用

太字イタリックが引用部分です。

クレッシェンド、ディミヌエンドというのは
マンハイム学派 — これはハイドンよりちょっと前ぐらい —
が作り出した記号なもんで
ハイドン、モーツァルトの時代には
ヨーロッパに完全に行き渡っていなかったんです。
だからモーツァルトの譜面をごらんになると分かるけれど、
mf という字がないわけではない。
だけど非常に少ないんです。
クレッシェンドも非常に少ないのは、
こういうところには書いておいたら便利じゃないかというところに
ちょっと書いただけだからなんです。

 

引用はここまでにしますが、

この後に、

「では具体的にモーツァルトのクレッシェンドやデクレッシェンドは
どのようにつけていけばいいのか」

が書かれています。

 

この本は、

ピアノに特化して書かれた本ではありませんが、

ピアノ演奏にもとても役立つ書籍ですので、

手元に一冊おいておくと非常にためになるでしょう。

音楽をここまでわかりやすい言葉で説明してくれている書籍は

なかなかありません。

 


 

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