【ピアノ】変更した運指はきちんと書き変えておく

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「書かれている運指と弾いている運指が異なっている」
という状況をできる限り避けるよう、
書き込みを徹底してください。

 

譜読みをするときに

はじめから書かれている運指とは異なる運指を採用することも

多々あるはずです。

このようなケースで

変更した運指はきちんと書き変えておくことを原則としてください。

 

どうしてかというと、

弾き込み段階になってから

再度楽譜を見ながら弾いているときに

使っている運指と

ふと目に入った書かれた運指との違いに

混乱してしまい、

「あれ、昨日までは書かれているほうの運指を使っていたんだっけ?」

などと分からなくなってしまうケースが

結構あるからです。

このようにハマってしまうと、

なぜか、どちらの運指を使ってもしっくりこなくなってしまう。

 

ピアノの練習って、こんなことばっかりです。

あらゆる対策をしておくに越したことはありません。

 

また、

一度寝かせた楽曲を起こすときには

身体で覚えている部分が減っているので

楽譜に書かれている情報を頼りにする側面も強くなります。

このときに、

楽譜に書かれている今まで使っていなかった運指を前提として練習してしまうと

起こすまでに時間がかかるんですよ。

 

とにかく、

変更した運指は

変更したときにすぐに書き変えてしまいましょう。

数パターンの運指の可能性を残しておきたいのであれば

書き並べてもいいのですが、

メインで使っていないほうの運指にはカッコをつけるなど

視覚的な工夫を施しておくべき。

それは、楽譜にあらかじめ書かれている運指に対してはもちろん、

自分で書き込んだ運指に対しても同様です。

 

「書かれている運指と弾いている運指が異なっている」

という状況をできる限り避けるよう、

書き込みを徹底してください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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