【ピアノ】フーガの譜読みに行き詰まったら、全運指を書き込むに限る

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フーガの譜読みをしていく中で
譜読みに行き詰まったら、
全運指を書き込んでしまいましょう。

 

以前にも触れたように

J.S.バッハをはじめとした作曲家の「フーガ」を譜読みするときには特に

運指の書き込みが重要になってきます。

2本の腕で2声〜5声程度の声部を分担するので

各指の役割分担をきちんと決めて

毎回同じ運指で練習するべきだから。

全運指を書き込んでしまってもいいくらいです。

 

おすすめのやり方があります。

ところどころ運指を書き込みながらフーガの譜読みをしていく中で

譜読みに行き詰まったら、

いっそのこと全運指を書き込んでしまってください。

 

ある意味、気晴らしになる利点がありますし、

全運指が書き込み終わった楽譜を使って譜読みを再開すると

ずいぶんと効率が上がるという利点もあるんです。

この時期というのは

弾いている最中に

まだ視覚的要素に頼りまくっているので

書き込み内容に助けてもらえるわけですね。

 

さらに言うと、

フーガというのは

運指が複雑になりがちなので、

その楽曲を将来的に寝かせてから起こしたときに

全運指が書かれていると

たいへん助かることと思います。

したがって、

運指をわざわざ書き込まなくても分かるようなところの番号ですら

書いてしまっていいですし、

譜読みが終わってからそれを消す必要もありません。

 

ガンガンに書き込んで

ガンガンに譜読みを進めましょう。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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