(譜例)
このような和音連打による伴奏型を
「弱奏」で「ダンパーペダルを用いながら」
演奏する楽曲は多くあります。
例えば、
ショパン「プレリュード(前奏曲)第4番 ホ短調 op.28-4」
などでは、
ほぼ全編を通してこの伴奏型で構成されています。
譜例をみると分かるように、
和音の同音連打というのは
役割としては、
「持続音の役割」を持っています。
したがって、
「弱奏」で出てくるときには
ひとつひとつの刻みがはっきりと見えてしまうよりは
和音の連なり全体で「伸ばされている音」のイメージを持って演奏すると、
雰囲気に合ったニュアンスを表現できます。
テクニック的には、
決して縦にカツカツとは弾かず
「鍵盤に指をつけておいて、押し込むように打鍵」
このようにすると
音楽が縦割りになるのを軽減できます。
これさえ意識できれば、
あとはフレーズを横に引っ張っていくイメージを持って演奏していくだけで
美しい持続となるでしょう。
同様の音型について
という記事も書きましたので、
あわせてご覧ください。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント