ショパン「24のプレリュード 第15番 雨だれ Op.28-15 変ニ長調」ワンポイントレッスン
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、1-19小節の左手に隠されたラインを取り出したもの)
「実線カギマーク」で示した箇所は、
右手のメロディと6度もしくは10度などでハモっているところです。
バランスとして
右手のメロディよりも大きくならないように。
「点線カギマーク」で示した箇所は、
メロディを「オクターブユニゾン」でなぞっているところです。
「オクターブの響き」というのはある意味では
「空虚で特徴のある音」なので、
作曲家は「どこにオクターブの響きをもってくるか」
ということを我々が思っている以上に
ていねいに選んでいるはずです。
「部分的に要所だけをなぞっている」
というのがポイント。
このような
一聴した感じは
演奏とは関係のなさそうに思える部分が重要。
まずは「響き」をていねいに確認するところが
より深く音楽を理解するための第一歩です。
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