【30秒で学べる】ショパン「ノクターン第2番 op.9-2」ワンポイントレッスン

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ショパン「夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9-2」ワンポイントレッスン

 

この楽曲のリズムで注意すべきなのは、

◉ 装飾音の長さ
◉ 曖昧な音価の連符
◉ バリエーションによる音価の変化

この3点です。

 

■ショパン「夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9-2」ワンポイントレッスン

♬「装飾音の長さ」について

 

右手に度々出てくる装飾音は「短く軽く」演奏してください。

どうしてかというと、

右手に16分音符が多く出てくるので、

装飾音を長く演奏してしまうと「16分音符と区別がつかなくなってしまう」からです。

 

♬ 曖昧な音価の連符

 

この楽曲では右手に

「4連符(18小節目)」

および

「8連符(29小節目)」が出てきます。

これは、ピッタリ4連符や8連符を入れて欲しい意図というよりは、

歌っているような一種の「曖昧な表現」が求められている

と解釈できるでしょう。

 

♬ バリエーションによる音価の変化

 

最初の4小節は

非常にシンプルなリズムでのメロディメイクになっていますが、

バリエーションになると

「32分音符」や「付点16分音符」、さらには「連符」まで出てきます。

これが、意味しているのは「即興性」

特に「16小節目」や「24小節目」のパッセージは非常に即興性が強く、

それが高まっていった結果、

最後の「カデンツァ」という

一種の即興的なフレーズが出てくるという音楽構成になっています。

 

つまり、しっかり歌いながらも全体的に軽さを持って演奏していくのが、

曲の特徴をとらえた演奏と言えます。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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