ショパン「夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9-2」ワンポイントレッスン
この楽曲のリズムで注意すべきなのは、
◉ 装飾音の長さ
◉ 曖昧な音価の連符
◉ バリエーションによる音価の変化
◉ 曖昧な音価の連符
◉ バリエーションによる音価の変化
この3点です。
■ショパン「夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9-2」ワンポイントレッスン
♬「装飾音の長さ」について
右手に度々出てくる装飾音は「短く軽く」演奏してください。
どうしてかというと、
右手に16分音符が多く出てくるので、
装飾音を長く演奏してしまうと「16分音符と区別がつかなくなってしまう」からです。
♬ 曖昧な音価の連符
この楽曲では右手に
「4連符(18小節目)」
および
「8連符(29小節目)」が出てきます。
これは、ピッタリ4連符や8連符を入れて欲しい意図というよりは、
歌っているような一種の「曖昧な表現」が求められている
と解釈できるでしょう。
♬ バリエーションによる音価の変化
最初の4小節は
非常にシンプルなリズムでのメロディメイクになっていますが、
バリエーションになると
「32分音符」や「付点16分音符」、さらには「連符」まで出てきます。
これが、意味しているのは「即興性」。
特に「16小節目」や「24小節目」のパッセージは非常に即興性が強く、
それが高まっていった結果、
最後の「カデンツァ」という
一種の即興的なフレーズが出てくるという音楽構成になっています。
つまり、しっかり歌いながらも全体的に軽さを持って演奏していくのが、
曲の特徴をとらえた演奏と言えます。
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