音楽大学では、
演奏科にいる学生のうち
ピアノ科、オルガン科、ハープ科、・・・など
伴奏を必要としない楽器があります。
一方、
管楽器や弦楽器などは
定期試験やコンクールなど
あらゆる時にピアノ伴奏者を必要になってくる。
(無伴奏作品を選曲しない限り)
そこで、
大学の教員もしくは、
作曲科やピアノ科の学生が
ピアノ伴奏を受け持つのです。
筆者も数人の伴奏を受け持っていましたが、
そうすると
本番前になると
受け持った学生の個人レッスンにも帯同することとなります。
チェロのレッスンに帯同した際、
チェロの教授のレッスンを受けることができました。
指導者にもよりますが、
ツッコミのほとんどはチェロに対してです。
特に、ピアノパートの役割が
伴奏に徹していることが多い作品の場合は
それが顕著です。
「チェロとピアノのための〜」
などといった
ピアノも主役になる作品では
ピアノに対しても指導が入ります。
たいていの場合は
「もっとこういう音を出して欲しい」
というものでした。
もちろんチェリストの先生ですので
ピアノを使ってどのような技術を使えば
そのような音が出るかはそれほどはわかっていらっしゃいません。
したがって、
指導としては
テクニック面ではなく音楽面での指導が中心となります。
一方、それが勉強になる。
◉ 機会があったら、コントラバスの後ろに座ってオーケストラを聴かせてもらってごらん
などといったような独自の指導が入ります。
多くのピアノの先生の場合は、
自身がオーケストラの中に長期間入る経験をしたことがありません。
ですから、
指導の内容は
良くも悪くも
ピアノで想定できる範囲の内容になります。
音楽に対する感覚を広げるためにも
可能であれば
ピアノ以外の楽器の先生の指導を受けてみることをオススメします。
「意欲的にアンサンブル作品に取り組むこと」
これが
レッスンを受けるチャンスをつかむポイント。
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