記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
譜例を見てください。
このような「ノーテーション(記譜)」は時々目にすると思います。
ここで見られる孤のマークは
余韻を残して欲しいときに使われるもので
「気分のタイ」
などと呼ばれることがあります。
なぜあえてこのような書き方をすると思いますか?
驚かないでください。
正直、「見た目の問題」なのです。
なんとなく雰囲気が出るから。
作曲家にきいても
おそらく10人中9人くらいはこう答えるはずです。
残りの1人くらいからは
「音を指で残さずにペダルで残して欲しいときにこのように書く」
という答えが返ってくる可能性もアリ。
結局は解釈次第とも言えますが、
そう言って簡単に片付けずに
解釈の幅を知っておかなくてはいけません。
指で残してもいいし、ペダルで残してもいい。
両方を組み合わせてもいい。
どれも間違いではありませんが、
それらの違いは「微妙な音色の違い」に直結するので
求めるサウンドによって使い分けていくことが大切です。
ちなみに、
出版社によっては
「ヒゲ(気分のタイ)は使用しない」
という社内ルールがある会社もあり、
その場合は
こちらが提出した原稿に赤を入れられることになります。
私自身、
編曲を担当した楽譜に
赤を入れられてリテイクを求められた経験があります。
Amazon著者ページ
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