具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、22-24小節)
カギマークで示した部分を見てください。
ここから提示部第2主題がはじまりますが、
アウフタクトの
1つの8分休符と、3つの8分音符が
その後の16分音符の素材を引き出してくれるわけです。
このような「ささいなつなぎ」を
思っている以上にていねいに扱って
走ったり、音が欠けたりしないように気をつけましょう。
16分音符で少々転ぶよりも
このささいなつなぎでいい加減になってしまうほうが
よほどもったいないこと。
筆者の予想ですが、
この部分を弾く方の多くは
ささいなつなぎを弾く前から
「16分音符ー! 16分音符ー!!」
などと、
速い動きのことで頭がいっぱいになっているのではないでしょうか。
多分当たっているはずです。
昔の筆者もそうだったので。
つなぎというのは
次の素材を引き出してあげる役割があり
とても重要なものです。
音が少なくて弾きやすくても
どんなときでも大切に扱うようにしてください。
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